JAきょうわ 献穀米御田植祭が執り行われました!
北海道にも春が訪れ、田植の季節となり、道内各所でその光景を目にするようになりました。
そんな中、十勝まほろばの中で、食創が「こだわりの産地」としてご案内している『共和町』で、献穀御田植祭が行われました。
これは、今年の秋に収穫されるお米が「献上米」として使われるための神事です。
北海道では今年、比布町と共和町の2つの町が選ばれており、中でも共和町は昭和16年に選ばれてから、7回目の献上米の産地となります。
JAきょうわは北海道の富士山「蝦夷富士」とも言われる「羊蹄山」のふもとに位置し、ニセコ山系北部の平野部に位置しています。ワイスホルンのふもと、堀株川とその支流域にのどかな田園地帯が広がっています。温暖な気候と肥沃な土地、そして豊かな水に恵まれた、道内でも指折りの良質米の産地であること、また生産者の努力が合わさって、このような名誉を複数回いただけているのだと思います。
献穀米御田植祭が行われたのは、平成29年5月26日(金)。
共和町全体では田植が丁度、半ばの時期でした。
JAきょうわ米麦改良協会様の主催で、共和町発足の「小野宏将」さんの田んぼで執り行われました。
「小野宏将」さんは3代続く歴史ある圃場を管理され、20町歩もの作付を行われている生産者です。
品種は、いまや北海道を代表する「ゆめぴりか」❗️
この御田植祭には、斎主として岩内神社の神主様がお越しくださいました。
出席社の方たちも、きょうわ米麦改良協会会長様、共和町長様、岩内町副会長様、きょうわ農業協同組合の皆様、その他大勢の方たちがいらしておりました。
厳粛な雰囲気の中、御田植祭の次第が、どんどん進んでいきます。
そして、『早乙女』が登場しました。
『早乙女』とは・・・、
稲の苗を水田に植えつける女性のことを言います。
古くは中世の和歌に出ておりますが、植女 (うえめ) とも呼ばれました。日本の古くからの稲作は、稲の生育を保証する田の神信仰と密接な関係がありました。特に田植えには特定の水田に祭場を設けて田の神を迎え、その前で作業を行うことから、一種の神聖な祭儀であったと言えます。田植えに女性が重要な役割をもつことが多いのは、稲の豊作が女性の霊的な力によってもたらされるという観念があったためと言われます。
ん⁉️ ずいぶん、可愛らしい子供の早乙女もいます。
そんな中、「斎田清祓」がスタート致しました。
「ゆめぴりか」の苗が、田んぼに植えられていきます。
先ほどの小さい早乙女はというと、
しっかり、早乙女をされていました。
立派な、早乙女です。
神事も滞りなく進み、田植も完了致しました。
後は、生産者である小野宏将さんが健康に留意され、天候に恵まれることを祈るばかりです。
きっと、「美味しい、立派な献上米=JAきょうわ米」が育つことと思います。
この度は、献穀御田植田植祭が無事執り行われましたこと、また共和町のお米が献上米に選ばれましたことを、心よりお祝い申し上げます。
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