食創の無洗米加工方法について
【 そもそも「無洗米」とは、どんなお米なのか? 】
「無洗米」とは、そもそも何なんでしょうか?
社団法人日本精米工業会が規定している「無洗米」の品質基準によると、
① 国の定める精米品質基準に適合していること。
② 炊飯の際、水洗を必要としない程度に精製されていること、また専用装置で処理する前の
精米と同程度の食味であること。
③ 夏季条件下において1か月程度保管しても品質が保持されること。
④ 製品白度が45%以上であること。
と、されております。
一般的な言い方をすれば、
「研がなくても炊飯でき、普通の白米と食味や品質が変わらないお米」が、「無洗米」!
ということです。
【 無洗米装置の開発 】
「研ぐ」、「洗う」といった作業を不要にするお米を作るにためには、どのようにすれば良いのか?
結論としては、「その作業で除去されるものを予め取っておけば良い」のです。
もともと米粒には、精米機では十分に取りきれない部分「糊粉層(ぬか)」があります。
この糊粉層を残したまま炊飯すると、「糠臭い!」、「艶がない!」、「舌触りが悪い!」、「美味しくない!」、「黄ばむ!」といった状態になります。
そのため、糊粉層を十分に除去するためには、通常の精米機とは異なる技術や装置が必要になります。
米粒のうまみ層を残したまま、ぬか層を完全に取り除いて、美味しさを損なわない加工が必要になります。
【 食創の無洗米は、「スーパージフライス加工」です! 】
(株)サタケが、平成9年に開発をした「スーパージフライス」!
これは、水でぬか層を取り除く加工!になります。
つまり、普通精米に水を加えて、短時間に加水精米(水洗)した後、除水・乾燥して仕上げます。
これにより、糊粉層が除去された「研ぐ」、「洗う」必要がない「無洗米」が出来上がります。
「研ぐ手間が省ける」、「排水が出ない」、「水の節約になる」等の利点や、更には洗米作業の負荷が大きく、また作業者によって洗米度合いが変わることから、水の量さえ間違わなければ、誰が炊飯しても同じ炊き上がりのご飯ができるメリットにも注目され、業務用としての利用が年々増え続けております。
また、ここ数年では、忙しい主婦の方たちからも時短という点から、スーパーやお米屋さんでの購入も増えているようです。
【 炊飯用カップで無洗米を計るとき 】
肌ヌカをとぎ洗いして流さない分、精白米より米の正味量が多くなります(3%程度)ので炊飯器の目盛りより水は多く入れてください。
水が足らないと、特に冷えたとき固くなりやすいようです。
米1カップにつき大匙1から2杯、水を増やす、米3カップだと約100ml!
【 無洗米専用カップで無洗米を計るとき 】
米の正味量は変わらないので水は増やさず炊飯器の目盛りのままでOK!
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